letter/202510
教会月報 巻頭言

2026年1月                

           あらためて信仰の道に
         立ち返って!............

                                             ダニエル 李 昇倫 神父

 愛する兄弟姉妹の皆さま、

 

 新しい一年が、私たちの前に静かに開かれました。

 新たに始まりますが、信仰はいつも同じ場所から、私たちを招き続けています。

 それは、神を信頼し、主の道を歩む生き方です。

 

  この一年を振り返ると、喜びと感謝の時だけでなく、

 疲れ、揺らぎ、信仰の中心から離れてしまった瞬間もあったことでしょう。

 だからこそ、新しい年の初めに、私たちは自らに問いかけたいのです。

 「私は今、どこに立ち、誰に向かって歩んでいるのだろうか」。

 

 信仰とは、単なる習慣や伝統ではありません。

 日々の選択の中で、神を主として迎え入れる生きた関係です。

 祈りが形だけのものとなり、ミサが義務となるとき、

 私たちの信仰は次第に力を失っていきます。

 だからこそ新年にあたり、私たちはもう一度、原点へと立ち返る必要があります。

 み言葉の前に立ち、沈黙のうちに神の声に耳を傾け、

 隣人のうちにキリストの御顔を見いだす場所へと。

 

 教会共同体は、完全な人々の集まりではなく、

 同じ道を歩もうとする巡礼者の共同体です。

 互いの弱さを裁くのではなく受け入れ、

 倒れた人を起こし、

 共に歩む勇気を与え合う共同体でありたいものです。

 

 新しい年も、世は速さや効率を求めるでしょう。

 しかし、私たち信仰の道は、常に愛と忍耐の道です。

 目に見える成果よりも、

 静かに続けられる祈りと、忠実な日々の歩みの中で、

 神の国は確かに育っていきます。

 

 この新しい年を神におささげし、

 私たち一人ひとりが、あらためて信仰の中心に立つことができますように。

 主と共に歩む人生、

 み言葉に耳を傾ける人生、

 愛によって証しする人生を選び取りましょう。

 

 主がこの共同体の歩みを導いてくださり、

 新しい年のすべての日々が、

 信仰においてさらに深まり、

 希望のうちにより確かなものとなりますよう、心より祈ります。

  • 1月
    あらためて信仰の道に立ち返って!