2026年1月
あらためて信仰の道に
立ち返って!............
ダニエル 李 昇倫 神父
愛する兄弟姉妹の皆さま、
新しい一年が、私たちの前に静かに開かれました。
新たに始まりますが、信仰はいつも同じ場所から、私たちを招き続けています。
それは、神を信頼し、主の道を歩む生き方です。
この一年を振り返ると、喜びと感謝の時だけでなく、
疲れ、揺らぎ、信仰の中心から離れてしまった瞬間もあったことでしょう。
だからこそ、新しい年の初めに、私たちは自らに問いかけたいのです。
「私は今、どこに立ち、誰に向かって歩んでいるのだろうか」。
信仰とは、単なる習慣や伝統ではありません。
日々の選択の中で、神を主として迎え入れる生きた関係です。
祈りが形だけのものとなり、ミサが義務となるとき、
私たちの信仰は次第に力を失っていきます。
だからこそ新年にあたり、私たちはもう一度、原点へと立ち返る必要があります。
み言葉の前に立ち、沈黙のうちに神の声に耳を傾け、
隣人のうちにキリストの御顔を見いだす場所へと。
教会共同体は、完全な人々の集まりではなく、
同じ道を歩もうとする巡礼者の共同体です。
互いの弱さを裁くのではなく受け入れ、
倒れた人を起こし、
共に歩む勇気を与え合う共同体でありたいものです。
新しい年も、世は速さや効率を求めるでしょう。
しかし、私たち信仰の道は、常に愛と忍耐の道です。
目に見える成果よりも、
静かに続けられる祈りと、忠実な日々の歩みの中で、
神の国は確かに育っていきます。
この新しい年を神におささげし、
私たち一人ひとりが、あらためて信仰の中心に立つことができますように。
主と共に歩む人生、
み言葉に耳を傾ける人生、
愛によって証しする人生を選び取りましょう。
主がこの共同体の歩みを導いてくださり、
新しい年のすべての日々が、
信仰においてさらに深まり、
希望のうちにより確かなものとなりますよう、心より祈ります。