2022年2月
幸せな家庭に欠かせない10のこと
あってはいけない10のこと
ダニエル 李 昇倫 神父
聖家族の祝日の説教で伝えたことを、月報に載せてほしいと多くの方から要請されましたので掲載します。
幸せな家庭に欠かせない10のこと
- 許しがなければなりません。
家庭でさえ許されないのであれば、相手は地球上で許される所がなくなります。
- 理解がなければなりません。
家庭はありのままの姿で生きていく所です。
お互いの理解が何よりも必要です。
- 会話がなければなりません。
会話がないとお互いの繋がりがなくなり、些細なことで誤解を招くことになります。
- 一人だけの空間がなければなりません。
せめてトイレにいる時間だけでも邪魔されない、そのような空間が多いほど人柄が柔軟になります。
- 安息が必要です。
疲れた体を休ませる環境が家庭になければ、家にいる時間が減ります。
- 認めてあげなければなりません。
家庭で認められない人は、外でも認められなくなります。
- ユーモアがなければなりません。
ユーモアは、家族の幸せがあふれる潤滑油の役割をします。
- 大人がいなければなりません。
年配者ではなくても言葉と行動に模範になるような大人がいなければなりません。
- 愛がなければなりません。
間違いは叱り、よくやったことは褒める両面性の愛がなければなりません。
- 希望がなければなりません。
これからもっとうまくいくはずだとの前向きな希望があれば、家庭の価値はさらに高まります。
幸せな家庭にあってはいけない10のこと
- 非難があってはなりません。
家族の間での非難は、難破船のソールに穴を開けたのと同じです。
- 悪口があってはいけません。
家庭での悪口はご飯に土をまくようなものです。
- 恨みがあってはなりません。
家族の間の恨みは、よく煮た汁に冷たい水を注ぐようなものです。
- だましがあってはなりません。
家族間のごまかしは、幼根を切るようなものです。
- 暴力があってはなりません。
家族間の暴力は川の水を濁すことと同じです。
- 意地を張ってはいけません。
度がはずれた意地は自分の墓を自ら掘るようなものです。
- 秘密があってはなりません。
家族間の秘密は、家庭を破壊する時限爆弾のようなものです。
- 嫉妬があってはなりません。
家族間の嫉妬は夜に電灯をつけずに走る車と同じです。
- 偏見があってはなりません。
家族に対する偏見は、斧で木を割るようなものです。
- 計算があってはいけません。
家族間の計算は壁紙に水を注ぐのと同じです。
幸せな家庭を作るためには、家庭にあるべきものは愛で、更に大きく育ち、なくすべきものはお互い一つずつ捨てていくことで、皆さんの家庭が、神様の愛があふれる家庭になることをお祈りします。