教会月報 巻頭言

2007年12月​​​​​​

天使の歌

 確かにクリスマスの夜は人間の歴史の中で一番美しい夜です。
この夜には神様が人間に対しての愛を示します。
イエス様はインマヌエルです。
その名は、「神が我々とともにおられる」という意味です(マタイ 1:23)。
この夜には神様の愛が大きく広がります。
これから神様の愛とともに生きていくべきと、再確認する夜です。

 本当に私たちが神様の愛以外にいのちの美しさを知ることができるのでしょうか?
本当に神様の愛以外にいのちの意味を知ることができるのでしょうか?
いいえ、絶対できません。
私たちはいのちの意味を知るためには神様とともにいなければなりません。
神様の愛を無視するといのちは星がない夜になり、天使の歌がない夜となります。
ルカの福音書にあるイエス様誕生の話は、私たちを驚かせます。
神様が貧しい人として生まれた。
馬小屋でイエス様が生まれた。
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである(ルカ 2:7)。
その夜には一般の人が別の用事で忙しくて神様が生まれたことに気がつきませんでした。
天使以外に貧しい羊飼いだけでイエス様のために歌っていました。

 本当に神様は想像できないほど人間を愛しています。
私たちはこの限りない愛にどのように応えますか?
どんな夜を選びますか?
星がなくて静かな夜か?
天使とともに歌う夜か?
忙しくて泊まる場所がない夜か?
自分のこころで神様を迎える夜か?
そしてその夜のためにどのように準備しますか?
どのように待降節を過ごしますか?
たくさんの買い物をしたりパーティに行ったりしますか?
毎日聖書を読んでどのように自分の生活を改めなければならないことを考えますか?
どんな歌を選びますか?
この世の歌か天使の歌か?
最後に、うまく天使の歌を歌うためには、練習しなければなりません。
毎日このように歌わなければなりません

「いと高きところには栄光、
神にあれ、
地には平和、
御心に適う人にあれ。」

この歌を通して本当のいのちの意味と美しさを知ることができます。

ジョヴァンニ 神父