教会月報 巻頭言

2024年1月​​​​​​

年のはじめに

ダニエル 李 昇倫 神父

幸せはセルフ
自ら作る発明品
なんでも揃えている雑貨店でも
世界的に有名な百貨店さえ
幸せは扱わない
ただでもらえるギフトでもない
ある日、ピンポ~ン!とベルを鳴らしながら届ける Uber でもない
ここに愚かな二人がいる
虹を求めて遠くに旅立った少年と青い鳥を求めて毎日歩き回る少女
なぜ?
虹と青い鳥はまさに自分のそばにいるのに……
それで、かつてドイツのゲーテは私たちに次の詩を残してくれた

  • 「忠告」
  • あなたはどうしてしきりに遠くへ行こうとするのか
  • 見て嬉しいものは近くにあるのだ
  • ただ、眺めることさえできれば
  • 幸せはいつも私のそばにある!
  • まさに今この瞬間、
  • 私の前にいる人を愛するように眺めよう
  • まさに今この瞬間、
  • 私がしているつまらないことを大切にしよう

遠いところにいるダライラマ、マザー·テレサだけが師匠ではない
私のそばの小さな子どもからも真理を悟ることはできる
すべての人は偉大であり、
すべての人生は幸せになる資格がある
胸を開いて
新年を迎えるお祝いの鐘の音
胸の中に響かせよう
胸を開き、
今年は主と共に
自ら作る幸せが溢れた一年になるように