2010年2月
マリア様のご出現はありえるか?
コーナン・ミシェル神父
*2月11日にルルドで150年以上前の聖母のご出現が記念される。
マリア様のご出現が作り話だろうと超自然的な現象を認めたくない人々の笑い声がピレーネ山脈に響いている。 そういう人たちも沢山いるだろう。 しかし、ルルドで身体の癒し、あるいわ心の癒しの恵みを受けた方々はマリア様に感謝している。 当然マリア様の母的な取り次ぎを否定したりしない。
研究者によれば、マリア様は5世紀ごろから2000回以上出現されたそうだ。 時代がすすみ、現れた狂句の司祭がそのマリア様の現われを正式に認めて、多数の国々でその恵みが公表されるようになった。 一番古い場所としては、1531年のメキシコのグアラルーペのご出現であろう。 1830年フランス・パリの不思議のメダイの聖堂、 1858年フランスのルルド、 1877年ポーランドのギュッワルツ、 1917年ポルトガルドのフャチマ、 1946年フランスのアムステルダム、 1968年エジブトのザイトウン、 1976年ブェネズエラノベタニア、 1981年ルアンダのキベホなどなど。 マリア様の現れる時期・場所には戦争・民族大虐殺・反キリスト教の運動発生などの背景がある。 メッセージの内容は様々だが、霊的な呼びかけのうちに、どんな状況の中にも罪人の改心と悪霊に対する勝利への希望を持つことが強調される。 メッセージを受ける人は、有名な人ではなく完璧な信徒でもなく謙虚にメッセージを素直に伝えることができる人だ。
そういうふうに、人類の救いの歴史の中に、天のおん母として、ご出現なさり、マリア様は私たちを御子のみこころの方へ引っ張ってくださる。 御子の悪に対する勝利に参加するように呼びかけてくださる。 ありがたい。 マリア様、天のおん母の深い愛を示してくださり、感謝します。 恵みあふれる聖マリア、主はあなたとともにおられます! わたしたちは本当にそれを信じます!