2015年7月・8月
教皇フランシスコに導かれて
コーナン・ミシェル神父
フランシスコ教皇様は、ペトロの後継者として、カトリック教会の頭として、全世界の司教様の中から選ばれました。
歴代教皇様のほとんどは、イタリア人でしたが、彼はアルゼンチン出身で、イエズス会会員でもあります。
イエズス会の司祭として国際的な体験をしてこられたので、教会の頭としてご自分の意見をはっきりと示しておられます。
生活の場所として、バチカンの豪華な住みかでなく、たくさんの司教・司祭の住んでいる所で、共同体的な生活を選ばれましたから、身近にお目にかかれ話すことのできる司祭も多いと思います。
フィリピンで百万人以上の前でのお説教の時には、世界中のTV局が収録したそうですが、ご本人には人気者になりたいというお気持ちはなく、ただ福音を伝えたい、イエス様のみ心をすべての人に知らせたい……、そういう一心であったのでしょう。
フランシスコ教皇様は現在の現状を分析しながら、キリストの福音のメッセージをどのような心で受け取るか、何に向かっていけばよいかを全世界のメディアを通して絶えず送ってくださっていますね。
カトリック新聞では、格差が生み出す不平等について、家庭の役割について、結婚について、強く呼びかけられた連続講話が引用されました。
私たちは、この力強い教皇様の呼びかけに耳を傾けてまいりましょう。
教皇様がお元気で彼のエネルギーが全世界で影響を及ぼすよう祈り、いつか我が国を訪れてくださるように心から祈りましょう。