2008年2月
四旬節はつらい?
コーナン神父
"新春"ような美しい言葉を耳にすると心はずむ喜びが生じてきます。反対に冷たく暗い感じを与える言葉もあります。"四旬節"はその一つでしょう。灰の水曜日から(本年2月6日)、日曜日を除いて、聖土曜日まで40日間も長く続くこの期間を楽しく迎える気にとてもなれないものです。でも、信仰の目で見れば、一番大事な救いの喜びをいただくときではないでしょうか?
四旬節というと、"断食・犠牲と祈り"の3つの業が浮かんできます。しなければならないと思うと、辛いものですが、それを心をこめて捧げると、教会とともに聖なる3日間に向かって歩んでゆく効果的な期間になります。
よい四旬節を過ごすよう、自分が神さまとそして同時に他の人へ近づいていくように、ヒントを紹介しましょう。
などなど…。よい業を行うことによって、神さまに喜んでいただくと同時に、自分の心が少しずつ清められて、主の復活の大きな救いの喜びを深く味わうめぐみをいただくのです。思い切って、辛いと思っていた四旬節を深い霊的な訓練の期間に変えてみませんか?