2012年11月
建堂80周年を祝って
主任司祭 梅原 彰
9ヶ月かけて行われた耐震工事も無事終了することができました。
柄谷工務店、安井設計事務所の関係者のみなさんに深く御礼申し上げます。
寒い日も暑い日も現場監督下さった皿海さんに心より感謝申し上げます。
阪神淡路大震災より17年目に念願の耐震工事を完成できたことは大きな喜びです。
これで安心して祈り、ミサを捧げられます。
助任司祭 マルコ・アウレリオ・ダ・カスキーリョ
ユダヤ人にはエルサレム巡礼という古くからの慣わしがあります。
そのため、「また来年エルサレムで会いましょう」という言葉が、友人との別れの挨拶になっています。
ユダヤ教では、エルサレムとは、友人や神様に逢える場所です。
そしてそこは、真の家だと言えるでしょう。
「主の家に行こう、と人々が言ったとき私はうれしかった。エルサレムよ、あなたの城門の中にわたしはたちの足はたっている」と詩編122:1-2に書いてあります。
私たちキリスト教徒にとって、教会はまさにエルサレムです。
そして教会は私たちの真の家なのです。
私たちは毎週、教会にお祈りをしに、また、友達に会いに行きます。
ミサの後、多くのみなさんは「また来週お会いしましょう」と言って、お別れするのではないでしょうか。
夙川教会は、私たちにとってのエルサレムです。
お互いにまた会うことができる、平穏と安らぎの場所です。
夙川教会は1932年に建てられてから、多くの方々に受け継がれて今日に至る、神様から贈り物です。
私が夙川教会を初めて見たとき、教会の美しさはもちろんのこと、毎週日曜日に集うみなさんの姿に深く感銘を受けました。
みなさんの友情、おもいやり、仲の良さは、とてもすばらしいです。
夙川教会80周年に際し、まず、このすばらしい教会をお与えになった神様に感謝します。
また、建設に関わった方々の功績を賞賛するとともに、教会設立のためにご尽力された方々に感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございました。
神様がみなさんを祝福して、この教会を守ってくださいますように。
協力司祭 ミッシェル・コーナン
あなたの重荷を主にゆだねよ。
主はあなたを支えてくださる。
(詩 55:23)
神よ、わたしは心を確かにして
あなたに賛美の歌をうたいます
(詩 57:8)
神の幕屋が人の間にあって
神は人と共に住み人は神の民となる
主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。 (黙 21:3、22:21)